ヘナとヘアカラーと環境問題と


ほんとは気付いているんだよね

各産業で環境負荷に対する取り組みが行われています。その内容は様々ですが、社会全体の方向性はエコに向かっています。

では美容業界はどうでしょうか?

以前勤務していた美容室において、私が経営者や幹部スタッフなどに提案した事例をあげてみます。

・残った薬剤は別容器などに保存し燃えるゴミとして処分

・シャンプーの使用量を削減する為に、湯洗いを念入りに行う

・出来るだけ環境負荷の少ない容器を採用する

など

簡単なことですが提案してみました。

しかし、それらが良いことだと知りながらも、続けることが出来なかったのです。

現場は常に時間との勝負であり、売上をキープすることに専念したからです。

では、事実を知った時にどうする?

例えば美容室から排出されるヘアカラー剤は推定で

年間18000トンです。

例えば平均3%のPPDが含まれるとして

540トンのPPDが排出されます。

致死量が10gと考えて

単純に5400万人分の致死量が自然下に排出されています。

この数字を見た時に美容師の人達は何を考えるのでしょうか?

「仕方ないよね」「わかってんだけどね」

「じゃあどうやって食ってくの?」

「ヘアカラー無しで産業が成り立つのか?」

「他の業種も問題あるじゃん」

しかし、その議論をする余地があるのか?どうか?

国連サミットで採択されたアジェンダ

環境省が推奨する2030アジェンダ

1. 貧困の撲滅

2. 飢餓撲滅、食料安全保障

3. 健康・福祉

4. 質の高い教育

5. ジェンダー平等

6. 水・衛生の持続可能な管理

7. 持続可能なエネルギーへのアクセス

8. 包摂的で持続可能な経済成長、雇用

9. 強靭なインフラ、産業化・イノベーション

10. 国内と国家間の不平等の是正

11. 持続可能な都市

12. 持続可能な消費と生産

13. 気候変動への対処

14. 海洋と海洋資源の保全・持続可能な利用

15. 陸域生態系、森林管理、砂漠化への対処、生物多様性

16. 平和で包摂的な社会の促進

17. 実施手段の強化と持続可能な開発のためのグローバル・パートナーシップの活性化

私達美容業界はアジェンダとどう向き合う?

すでに社会は大きく方向転換する時代を迎えています。

何故ならば環境が大きく変化していくからです。

地球人口がマックスの状態を迎えることで、エネルギー消費が活発になる、と同時に食料の不足が予想されてきます。気候変動により海面は上昇し耕作面積は減少します。当然真水の価値は石油以上となり、飲料水を争う場面が容易に想像出来ます。既に海外の大手企業は水源の取得に乗り出しています。

私達美容師は、この時に備え何が出来るのか?

環境負荷を減らす技術を高めておく必要があります。

そうなった場合にもデザインを追求できるスキルが必要です。

色彩というデザインのパーツを捨てることは難しいでしょう。

ヘアカラーを否定しない

ヘナを扱っていると、アンチヘアカラーというレッテルを貼られることが多いのですが、実はそうではありません。

自分自身も20代の頃は、様々なヘアカラーに挑戦してきました。そして満足を得ることも確かだと思います。

しかし、時代にマッチした提案があると考えています。

ヘアカラーメーカーが打ち出し続けた戦略が、環境問題を境に頭打ちとなります。

そこで大切なことは、現場の力です。

現場から生まれるアイデアやスキルは美容師にしか作り出すことはできません。

もう彼らの時代ではないのです

次のステップへ

既に気付いている美容師の人達は、次のステップに向かっています。

様々なアイデアが日本全国から湧き上がってきています。

その中にはヘナを使わない美容師さんもいます。

またヘナしか扱わない美容師さんもいます。

お互いの知恵が融合する時に

更に新しい流れが生まれます

近々、新しい取り組みに関するお知らせをします。

みなさんのご協力も必要です。

どうぞよろくお願いいたします!

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