モロッコのヘナを訪ねて2017

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ヘナはイスラム教の文化

ヘナは主にイスラム教の影響が大きな地域で栽培が行われています。

ということは、もともとはイスラム教の文化だったのだと思います。

その根源を訪ね、より深くヘナの文化を学びたいと思いイスラム圏を訪ねることにしました。

しかし現在イスラム圏は旅をするのが難しい地域が多いので、比較的安定したモロッコを選択。

モロッコ人の第一印象

イスラム教は現在世界的に少し怖いイメージが植え付けられています。

勿論、同じ人種でも様々な人はいます。

観光地ではどこの国でも詐欺やぼったくりはあります。

しかしモロッコの一般の人々は温和で親切で優しい人が多い印象です。

電車の中で朝ごはんを食べていないと言うと、パンやオレンジやオリーブが差し出され、

お腹いっぱいまで食べさせてくれたり。

一人でレストランにいると、タジン鍋を一緒に食べようと誘ってくれて

お会計まで払ってくれる人もいました。

とにかく人が暖かい、もてなし大好きな人達です。

勿論、誰にでも付いていって良い訳ではないですし、一人での行動は気を付けましょうね。

モロッコの気候

2017年11月にモロッコの気温は、思った以上に寒い!

昼間は太陽が暖かいのですが、夜は一気に冷え込みます。

特に砂漠地帯に近付くほどに夜の冷え込みは厳しいです。

今回は中継地点のドイツの寒さにも対応出来る装備だったので不自由なく過ごせました。

昼間と夜の気温差が20度ぐらいあるので、寒暖差が必要な植物にとっては、とても良い条件です。

モロッコでヘナは一年中栽培されていますが、これからオフシーズンになります。

なので今のシーズンは今年最後の収穫が行われています。

モロッコ人のヘナ文化

やはり世界的にヘナは髪に使うよりもペイントに使うことが多いようです。

街中ではヘナタトゥー屋さんが沢山います。

因みに、メヘンディというのはインドだけで用いられている言葉ですので、

世界的にはヘナタトゥーという表現が一般的です。

勿論、髪にヘナを使う文化もあります。

モロッコの街には必ずスークというマーケットがあります。

スークではヘナの乾燥葉が売られています。

勿論ヘナパウダーも売られています。

そして用途によって様々な植物をブレンドしています。

例えば赤ちゃん用のヘナというのが売られていて、

これを湯船に溶かして入浴させます。

風邪の予防や発熱時には解熱効果があると言われています。

またシラミなどが出た場合にも同じように薬用としてヘナを利用します。

まだまだヘナの用途沢山あります。

ベルベル人という人々

モロッコには原住民のベルベル人という民族がいます。

その中にはノマドという遊牧民も存在しています。

彼らの歴史は不明な点も多いのですが、日本のアイヌやアメリカのネイティブアメカンなどと、

似たような存在であることが伺えます。

彼らもまたヘナは文化の一部として有効活用しています。

祝事や婚礼にも必ずヘナが用いられています。

やはりヘナは世界共通で吉祥の植物ということなのだと思います。

モロッコの自然環境

今回訪れた地域はアトラス山脈からサハラ砂漠にかけて。

この地域はまだ交通も未発達であり、自家用車の所有率も低いため、

非常に良い空気や水や土壌があります。

また川の水が飲めるような場所も沢山あります。

こういった地域なのでヘナや農作物が汚染されるという心配はありません。

インドの自然環境の悪化

ここのところインドの環境問題が深刻な状態になっています。

大気汚染によってPM2.5は1日にタバコを50本喫うような状態です。

また地下水は工業発展により重金属で汚染されつつあります。

農地の拡大によって塩害も起こります。

もしかすると近い将来ヘナの産地にも影響が及ぶ可能性も否定出来ません。

インドでの環境保全に期待したいと思います。

モロッコも近代化によっては?

現在モロッコも近代化の波が押し寄せています。

都会にはマクドナルド・スターバックス。テレビではMTVWWE.

若い人たちは民族衣装を捨てデニムとTシャツとスニーカーに。

消費が拡大し経済が潤うと同時に、トラディショナルな文化は衰退します。

そして産業発展によって環境汚染が進むのでしょう。

モロッコの田舎街にも中国製のプラスチック製品が溢れています。

彼らが独自の文化を継承しながら、環境を保全した発展をすることに期待したいと思います。

モロッコのヘナ生産

モロッコのヘナ生産は理に適った生産方式を採用していました。またインドとは違った方式を取っています。これらは、まだ公開するのには少し早いと感じていますので、全てがオープンに出来るまで今しばらく時間をください。

尚、既にIndeyHerbsのクオリティーに達しているヘナは確保出来ていますが、先ずはGraciasヘナ専門店で実証・検証を重ねてから製品化ということになるかと思います。従って現段階では未定という段階と考えてください。

無事に発売が決まることを願っています。

まだまだあるモロッカンな素材達

実は今回の滞在では、沢山の美容関連素材を発掘してきました。既に知られているものは勿論、まだ未開拓の素材も沢山あります。

こちらも検証を重ねて、皆さんのお手元にお届け出来る日が楽しみです。

勿論、高品質適正価格で生産者も消費者もが満足出来る仕組みを目指します。

なのでパッケージなどにお金を掛けて見た目だけを重視したような製品にはなりません。陳列しただけで売れる商品ではなく、環境配慮や価格転嫁を抑えた商品。人と人が繋がることで発展するような製品作りを、これからも続けて行こうと思います。

モロッコの旅を終えて

この記事は、モロッコでの最終日である11月15日。

ホテルで最後のフライトを待つ時間に書いています。

ヘナの旅は、インドであろうとモロッコであろうと学びは沢山あります。

ヘナはそれだけ現地の深いところまで行かなければ知ることは出来ません。

それと同時に、彼らの生活や歴史背景、現在の社会状況が見えてきます。

今回はインド・ドイツ・モロッコと旅をしながら感じたことがあります。

本来僕たち人間は一つの存在だった。

しかし宗教や文化や肌色の違いによってお互いを隔ててしまった。

いつしか戦争を始めてしまい、殺し合いが始まり、憎しみが生まれた。

経済という波が人類に新しいシステムを与えたと同時に、様々な問題も生まれた。

そして地球を汚し続けることになった。

現在、これは継続出来ないことだと知った人達が変わり始めた。

国籍、人種、経済性、趣味趣向を問わず繋がりが起こり出した。

今、人類は本能的に良い方向を目指しだしたと感じています。

その流れの中に、僕は今存在していることを嬉しく思います。

そして次の時代にヘナという素晴らしい文化を引き継いでいきたいと強く思うようになりました。

今夜のフライトでドイツからインドへ、そして日本へと。

心を少しづつフラットにしながら、日本の生活に戻りたいと思います。

そして、不在中に日本で色々と支えてくれているスタッフ達。

快く送り出してくれた家族。

日本での会社機能を維持してくれている関係各社の方々に。

深く感謝したいと思います。

帰国後は全国でヘナのお話会を開催したいと思っています。

アウトプットの機会を、よろしくお願いいたします。

ほっかほかの情報を皆さんにお届けしたいと思います♪

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